臨床検査科
臨床検査科は、患者さま自身や患者さまの検体で検査を行いその臨床データを医師側に報告する部署です。
生化学検査
おもに、血液を用いて微量な成分を生化学自動分析機で分析し、数値化します。肝機能検査、腎機能検査、脂質検査、糖尿病の検査、腫瘍マーカーの検査、ウイルス感染症の検査などの測定を行います。正確性・精密性を維持するため、標準物質を使用して毎日精度管理を行っています。また、常に分析機を最良の状態に保ち正確な結果が得られるように努力しています。
至急検査は、採血後1時間以内に報告しますので、検査結果を参照しながら診察を受けることが可能です。
至急検査は、採血後1時間以内に報告しますので、検査結果を参照しながら診察を受けることが可能です。
(1)検査機器
■生化学検査:コバス8000(702・502) (ロシュ)
■免疫検査:コバス8000(602) (ロシュ)
■血糖検査:DM-JACK(協和メデックス)
(2)各検査項目について
■生化学検査:コバス8000(702・502) (ロシュ)
■免疫検査:コバス8000(602) (ロシュ)
■血糖検査:DM-JACK(協和メデックス)
(2)各検査項目について
血液検査
血液検査では血液中の血球(赤血球、白血球、血小板、ヘモグロビン等)の数や量を自動分析装置で迅速、正確に測定しています。血液像(血液細胞の種類を分類)、血液凝固因子・線溶因子の測定、骨髄検査などを行い貧血、出血傾向、白血病などの血液疾患の診断や治療効果の判定に役立てられています。至急検査は、採血後1時間以内に報告しますので、検査結果を参照しながら診察を受けることが可能です。
(1)検査機器
■血液自動分析機器 Sysmex XE-5000、XT-4000
■凝固分析機器 Sysmex CA-1500
■赤血球沈降速度 常光 JOS-15
(2)各検査項目について
■血液自動分析機器 Sysmex XE-5000、XT-4000
■凝固分析機器 Sysmex CA-1500
■赤血球沈降速度 常光 JOS-15
(2)各検査項目について
一般検査
尿は手軽に苦痛なく採取することができ、尿路系のみならず体内の生入り代謝活動をも反映しており、身体の健康状態を提供してくれます。そのため尿検査は日常よく行われる検査の一つになっています。
(1)検査項目について
病理検査
患者さまから採取された病変部の組織、喀痰・尿・穿刺液などを顕微鏡で観察して診断するのが病理検査です。組織の採取が可能であれば、全身の病変が検査対象です。病理診断は最終診断として大きな役割を果たしています。
検査業務について
(1)病理組織診断
病変の一部から採取された組織の標本を作製し、肉眼的、顕微鏡的に病気の評価や診断を行う検査です。主に生検材料と手術材料に分けられます。
(2)細胞診断
喀痰、尿、あるいは内視鏡的に病変部を採取した材料の中から癌細胞の有無や感染の疑いなどを診断する検査です。人間ドック・集団検診のなかでも実施されています。
(3)術中迅速組織診断
手術中に病理組織診断を行う検査です。術前に生検が行えなかった場合の診断や切除範囲の決定、転移の有無などを15~20分程度で診断します。
(4)病理解剖
ご遺族の承諾をもとになくなられた患者さまのご遺体を解剖させていただくもので、死因の検索や病気の進行状態、治療効果などの診断を目的として行います。
(1)病理組織診断
病変の一部から採取された組織の標本を作製し、肉眼的、顕微鏡的に病気の評価や診断を行う検査です。主に生検材料と手術材料に分けられます。
(2)細胞診断
喀痰、尿、あるいは内視鏡的に病変部を採取した材料の中から癌細胞の有無や感染の疑いなどを診断する検査です。人間ドック・集団検診のなかでも実施されています。
(3)術中迅速組織診断
手術中に病理組織診断を行う検査です。術前に生検が行えなかった場合の診断や切除範囲の決定、転移の有無などを15~20分程度で診断します。
(4)病理解剖
ご遺族の承諾をもとになくなられた患者さまのご遺体を解剖させていただくもので、死因の検索や病気の進行状態、治療効果などの診断を目的として行います。
細菌検査
細菌検査では、感染を起こしている患者さまから採取した検体(喀痰・尿・血液・膿・穿刺液など)に起炎菌(炎症を起こしている原因菌)がいるかどうかを検査します。そして起炎菌がいた場合には、どの抗生物質が効くか検査を実施しています。また、もう一つ重要な仕事として、院内感染の予防と感染症の拡大を防止するため、院内感染防止対策委員会やICT感染対策チーム)に速やかに情報を提供しています。
グラム染色像
(1)塗抹検査
スライドガラスに検査材料を塗り、グラム染色などの染色をして顕微鏡で観察します。色、形状などを観察し、特徴のある菌は塗抹検査で推定を行うことができます。
(2)培養検査
検査材料を培地に塗布し、菌を増やして目に見える大きさに育てます。検査材料や目的菌によって、培地や培養条件を選択することで種類の違う細菌が培養できます。
(3)同定・感受性検査
培養検査で発育した菌の菌種名を特定することを同定検査と言います。感染症の原因菌が分離された場合は、抗菌薬に対する菌の発育の有無で抗菌薬が効くかどうかを判定する薬剤感受性検査を行います。
(4)核酸増幅検査
菌の遺伝子を増幅し検出する方法で、短時間で結核菌群などを判別できます。
生理検査
生理検査はいろいろな検査方法で、人体から直接様々な情報を引き出す検査を行っています。心臓を調べる心電図検査、肺活量などを調べる肺機能検査、体内の様子を調べる超音波検査、睡眠時無呼吸検査などを行っています。各種認定技師を配し、信頼性の高い検査を心がけております。